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Channel: NTU Life Log | 国立台湾大学に通う日本人留学生のブログ
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学期で一番忙しい時期になりました。

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先週(11/13と11/14)には中國考古學とオランダ語二、人類學史二の中間テストがありました。

今週はテストはないのですが、課題とテスト勉強が重なって、結構大変な感じになってきています。

今週する事とした事をまとめると、中國考古學の課題の提出、(実際には私が提出期限を勘違いしていて、来週提出すればよかったのですがw)、相変わらず公共考古學のクラスは毎週文献のサマリー提出がある上、来週の授業ではちょっとしたプレゼンがあります。台灣原住民族當代議題のグループ課題の提出を2週間後に控えていることもあり、そちらも作業を進めていかなければならない…という感じの日々です。

さらに私の中間テストはまだ終わっていなくて、来週は考古田野實習と、博物館學の中間テストがありますw

本当に毎学期思うことなんですが、中間テストから期末テストの間は、どのクラスもレポートの提出が増えてきて忙しいです。

課題ももちろんですが、それに並行して授業前のリーディングもしないといけないんですが、時間や体力を考えると全てを完璧にすることは不可能なので、どこか犠牲になる部分が出てきます。


今のところ人類學史のレポートが完全に犠牲になっていて、このレポートの提出期限が学期末まで…というのをいいことに、今のところ全く手をつけていません…。期末テスト後の地獄が垣間見えますね…w


これは中國考古學の課題の風景。問題が5つあって、そのうち2問について書けばいいので、そんなに大変じゃないだろうとタカをくくっていたら、参照する論文が結構多くて頭を抱えました。私は中国の米の栽培の起源についてと、中国の考古学とナショナリズムについての問題を選びました。


これは人類學史のテスト勉強風景です。テスト問題は一週間前に公開されていて、その公開された17問のうち、テスト当日に5問がランダムに出題されるという形式の論述問題でした。

事前に問題が公開されていたので、準備すべき部分がわかっていたので対策はしやすかったです。まぁこれでテストで点が取れるという保証があるわけではないんですけどねw 

こんな感じでテストの1週目はなんとか乗り切り、今は公共考古學のサマリー(何時もよりページ数が多くてしにそう)とプレゼンの準備をするところです。

マレーシア華僑のクラメイトと話していたのですが、彼女は1年の時に25単位分のクラスを履修していたそうなんですが、1年の時の25単位と3年の20数単位って、重さが違うよね…ということで意見が一致しましたw (まぁ私なんて1年の1学期は初めてということもあり、16単位分のクラスしか履修していなかったんですけど…)

私は今学期は、体育の1単位を含めると22単位分のクラスを履修していて、そのうちオランダ語以外は全て人類学系が開講しているものなので、リーディングや課題はどれも重いです。前学期までは人類学系以外にも通識課という、比較的軽いものが多いクラスも混ぜていたので、忙しさは分散されていました。なので今ちょっと自分で選んだこととは言え、この時間割に少し後悔していますww 絶対に次の学期は学部外のクラスも入れます。今学期はGPAを上げるのは無理ゲーだと早々から諦めモードですねw とりあえずパスすることが目標です。

そういえば学部の事務所から、次の学期に人類学系が開講するクラスの予定がメールされて来たのですが、必修以外にもまた面白そうな選択科目が幾つかありまして、正直どれを取るか迷っています。今学期の大変さを反省して、学部内のクラスは少なめにするか、喉元過ぎれば熱さを忘れるということで、同じ過ちを繰り返すのか…w 

それと入学以前から一番受けたいと思っている「中國少數民族誌」のクラスが来学期もまた開講予定がないことに地味に傷ついています。曲がりなりにも(選択式)必修なのになぜ何年も開講されないんだ…?


大学内の色々なイベント

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台湾大学では、規模の大きなものから小さなものまで毎日何かしらのイベントが行われています。

こちらは小福前の広場です。午後1:00頃に撮ったので、昼のピークは過ぎているのですがまだまだ賑わっています。ここでは各学科のイベント「⚪︎⚪︎週」がよく催されています。これはそれぞれの学科にちなんだ物販や体験コーナーがあるイベントです。

ちなみに先週は我らが「人類週」でした。

といっても私は全く関与していなかったのですが、ヘナアートをしたり、原住民族の食べ物などを販売したりしていたようです。このイベントは毎年行われているので、学科のみんなと交流を深めたい人は参加してみるのも良いと思います。


おそらく学科にもよると思うのですが、この他にも学科内で週末のワークショップやBBQ、学科内カラオケ大会なども催されています。

人類学系にはないのですが「⚪︎⚪︎夜」というイベントでは学科のみんなでダンスなどの発表をすることもあるようです。

台湾大学では大学の創立記念日や運動会などのオフィシャルなイベントや学科ごとのイベントだけでなく、同郷の学生たち、例えば台南出身、マレーシア華僑、外国人留学生などで組織されたグループで催されるイベントなどもありますので、本当に頻繁にイベントがあります。



人類週のFacebookページ
https://www.facebook.com/pages/2014%E5%8F%B0%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E9%80%B1%E9%85%92%E6%B1%A0%E7%B2%BD%E6%9E%97/790225111041630



昨日の夜は図書館前の広場で、映画の上映会が行われていました。天気の良い日だったので気持ち良さそうでした。おそらくこの暗闇はリア充の溜まり場になっていたと思われるので、私はすぐに退散しましたけどねw

中間テストもひと段落した頃に、こんな風に息抜きもできる台湾大学っていいなぁと思いました。


台湾大学に学位留学したい外国人の為の説明会が12月21日に開催されます。

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今日Facebookを眺めていたら、こんな情報が流れていました。


12月21日(日)に台湾大学の博雅大樓で、学部と大学院(修士、博士)、さらに交換留学と訪問学生として台湾大学へ入学したい外国人向けの説明会が行われるそうです。説明会は英語と中国語での2回開催で、事前に申し込みが必要なようです。

申し込みはこちらのサイトでできます。

歡迎參加國立臺灣大學國際學生招生教育展



当日は人気のある学部の紹介や、オンラインで入学申請をする際の操作説明、奨学金についての説明などを行うようです。

大学申請自体は大学の國際學生OIAのサイトで詳しく説明されているので、この説明会に出席しなくても入学申請には問題はないと思いますが、OIAはいつも対応が良いと個人的に思っているので、申請についてや留学生活に不安のある方は参加してみるといいと思います。

私のブログでも過去に台湾大学への入学申請について記事を書いていますので、よかったら参考にしてください。

(過去記事)台湾大学への外国人学生の入学方法について

先生との食事会【導生會】と、台湾特有の【直屬】という概念

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火曜の夜に導生會があったので、今日はそのことと、台湾特有の【直屬】というものについて書こうと思います。

導生會とは簡単に言うと、自分の担当教授(導師)との食事会です。
どの教授が自分の導師になるかは学科の事務所が学籍番号を元に割り振っています。

導師は学業やその他のことで困ったことがあったら相談に乗ってくれます。
また、奨学金などの申請に必要な推薦状を書いてもらったりなど、お世話になることも多々あるかと思います。

導生會はもしかしたら学科や教授にもよるかもしれないのですが、私の導師の場合、だいたい一学期に一度はこのような食事会があります。(※因みに学生はお金を払わずご馳走を食べさせてもらえます。)

次はどのように自分の導師が決まるかについて。


台湾大学に入学した際に、学籍番号が各人に割り振られます。人類学系はどの学年もだいたい40人前後の学生が在籍しています。つまり民国100年の入学の学籍番号1〜40数番、民国101年入学の学籍番号1番〜40数番…など、各学年に同じ学籍番号を持つ先輩や後輩がいます。それが直屬と呼ばれる先輩、後輩の関係です。

どの教授が自分の導師になるかは、この番号を元に割り振られています。例えば王教授の導生は各学年の学籍番号が16番、32番と40番など。このようにしてひとりの導師につき、だいたい10数人の導生が選ばれます。

直屬というのは台湾特有のこういった先輩後輩の関係で、先生との食事会【導生會】の他に、同じ学籍番号の学生だけでの【家聚】といった食事会やイベントを催すこともあります。こちらは堅苦しいものではなく、ただの友達同士の集まりのような感じです。家聚、という言葉から見て取れるように、同じ学籍番号を持つものは家族のようなもの、と考えてもいいかもしれません。もちろん個人的な付き合いや、同じクラスをとったりすることで、他の学年の先輩後輩と知り合う機会もあるのですが、直屬にはまた違った連帯感のようなものもあります。

因みに私の学籍番号は現在の一年生から四年生まで、華僑生と外国人学生に割り振られる番号のようで、私の直屬はマカオ、マレーシア、日本、マレーシアといった面持ちです。直屬の仲の良さはそれぞれでしょうが、うちの場合、四年生の先輩がすごくフレンドリーで気をつかってくれるので、結構仲良くやっています。(先輩が卒業したらどうなるんだ…w)

あと話は少しそれますが、人類学系は割と転部する学生の多い学科で、学年によっては学籍番号の欠番も発生します。その場合は直屬も欠員になるので、少しさみしい感じがしますね…。


いま、圓山遺址の展覽のアルバイトをしている関係で、人類学系の二年生の子と知り合ったのですが、彼女に真剣な面持ちで

「テレビで見たんだけど、日本の学校では先輩に嫌がらせをされたりするって本当?」

と聞かれました。

台湾の場合、直屬制度からもわかるように、先輩は当然後輩の世話をするもの…という概念があるので、日本の学校の後輩いびりなんて想像もつかない世界だったみたいです。ちょっとカルチャーショックを感じましたね。その子の高校では、学籍番号ではなく、くじ引きなどで直屬を決めていたそうです。

こんな風に直屬制度があると、学年を超えた付き合いが生まれるので、素敵だなぁと思います。

大学でのグループワークの天国と地獄

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タイトルは大げさですが、今日は台湾大学でのグループワーク事情について書こうと思います。

今学期は二つのクラスで期末プロジェクトがあって、どちらもグループで一つのものを作ることになっています。

まずは月曜日の台灣原住民族當代議題での期末プロジェクトですが、こちらは台湾原住民族の特定の部落の文化について、インターネット上の資料庫などから特定のテーマに関する資料を集めて、一つの作品にまとめるというもの。

私のグループはメンバーは5人で、排灣族の牡丹鄉出身のクラスメイトがリーダーなので、牡丹鄉の五つの部落の伝統的な服装に関する資料を集めて、ネット上で閲覧できるデジタル博物館のようなものを作ろうとしています。

ただ、これだけ決めるのに私たちのグループはみんな大人しすぎて、誰もイニシアチブをとらなくて、大綱提出の前日夜に私がしびれを切らしてFacebookで呼びかけて、ようやく内容と分担が決まったという有様でしたw


幸い呼びかけてから、みんながすぐ反応してくれて、「こういったソフトだったら使えるから、これは任せてくれ」、とか「簡単なサイト作成ならできるから私はこれをやる」…などとわりとすんなり決まりました。

台湾大学の学生…と一言に言っても、全員が全員リーダーシップを発揮したいタイプではないので、こういう時に一人もリーダータイプがいないというのもちょっとめんどうです。(かといって私もリーダーシップを発揮するタイプではないので、いつも誰かが決めてくれるのを待つクソみたいなタイプですがw)

また、このクラスは通識科目といって、色々な学部からの学生が履修しているので、基本的にグループのメンバーは初対面ということもあり、みんな遠慮がちだったのも話し合いがすすみにくかった原因だと思います。



授業中の話し合いで決まらなかった部分はFacebookのグループのページで討論。

台湾ではFacebookは日本よりも早く流行しましたし、もはやほとんど誰でもアカウントを持っています。グループ討論や資料のシェアなどでよく利用しています。




もう一つの期末プロジェクトは水曜日の博物館學のクラスです。プロジェクトのテーマは台湾にある任意の博物館を宣伝するための媒体を作ること。表現方法はムービーやゲーム、本を書く…など自由で楽しい感じの課題です。それにあんまり教科書や論文を読んだりする必要はないので、それほどキツくはないはず。

こちらはメンバー8人が元々仲の良い人類学系の学生のみということで、自然とリーダーが決まり、アイディアを出す人はアイディアを出しまくり、筆記係は筆記が間に合わずキレたりと、とても楽しいグループワークをしています。

プロジェクトの内容もすんなりと決まり、台湾大学の人類学博物館を舞台にした育成ゲームを作ることになりました。

とりあえずここまでは順調に進んでいます。




グループワークといえば、毎学期何かしらのグループ課題があるのですが、一年の時には苦い思い出もあります。

世界民族誌のグループワークで、3人一組で指定のリーディングのまとめのプレゼンと、期末のフィールドワークがあったのですが、メンバーの一人が全く参与せず、結局2人でほぼ全部やりました。大人数の場合にこういうフリーライダーが出てくるのはまぁしょうがないかな、という感じですが、3人のグループでこれをやられると若干イラっとします。一応期末プロジェクト提出時に、誰が何を担当したかを明記することになっていたので、そのフリーライダーの件は教授に伝わったと思いますが。

フリーライダー問題はグループワークにはつきものだと思っています。(自分自身が意図せずフリーライダーになることもありますし…)

こんな感じで、グループワークが楽しく終わることもあれば、苦い思い出になることもあるということです。

(だから学期が始まる前に履修するクラスを選ぶ時にグループワークの有無を執拗にチェックするようになりましたw)





学期の途中で、あるクラスの履修を停止したい時の【停修】申請

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中間テストが返ってきて、あまりの点数の低さに「これはヤバい」と感じることもあるかもしれません。

今日は、そんな時の救済措置(?) "停修"申請の方法について書こうと思います。


なんといっても停修の先生の最終締め切りは12月12日に迫っています。
もし履修を停止したいクラスがあったら、今週が最後のチャンスです。
申請には結構手間がかかるので、計画的に行いましょう。



まずはいつものようにMy NTUのページへ。そこから「停修課程網路申請系統」へ進みます。

すると注意書きのページが現れます。


申請にはネット上での操作の他に、そのクラスの教授、学科の主任の同意が必要となります。
書類に印鑑をもらった後、それを註冊組などへ提出して、申請完了となります。

また、停修は一学期に最大1クラスまでとなっていますのでご注意ください。




ネット上での操作を終えたら、停修申請用紙をそのクラスの教授の所へ持って行き、印鑑をもらいます。

その後(恐らくどちらが先でも問題はないはずです)、自分の学科の主任の所へ行き、印鑑をもらいます。

印鑑をもらいに行く前に、メールなどで連絡を取っておくことをお勧めします。

というのも、教授や、特に学科の主任は多忙なことが多く、国外へ主張されている場合が多々あるためです。そのため教授の同意を得たことを学科の事務所などに話して、事務員に代理で印鑑を押してもらったりすることもあります。

締め切りギリギリで焦らなくて済むように、早めに連絡を取って、時間を確保してもらいましょう。

因みに停修したクラスは、成績表にこのように表示されます。
(私は一年後期のとある通識科目の中間テストの出来があまりにも悪くて、停修しました。)



赤字のFがつく代わりに、成績表には「停修」の表記がされます。


選択科目や通識の場合、停修してさよならが可能ですが、それが必修科目の場合、遅かれ早かれいつかはパスしないといけないことに変わりはないので、ご注意ください。






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学期も既に第14週目。毎週が山です。

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中間テストが終わってから、毎週のように襲いかかってくる課題、レポートとの戦いが始まっています。やっと一週間を乗り切ったかと思ったら、次の週はもっときつかったりして、遲交が可能なレポートを後回しにしたりしてしまっている今日この頃です。遲交できるからと言って後回しにしていると、結局学期の終わりに付けが回ってくるだけなので、全然問題の解決になってないんですけどね…。

こんな日々を過ごしているので、ブログを書いている場合ではないのですが、火曜日は授業がないので、月曜の夜くらいはのんびりしようと、授業が終わるなり、速攻でご飯を食べて帰宅しております。

いやぁ…先週も大変な一週間でした。私の今学期のスケジュールは火曜日が休みなのですが、水曜以降はレポート、課題、バイトのため睡眠不足が続いています。もっと効率良く勉強できれば、睡眠時間を確保できるんですがね…。それでも公共考古學の期末レポートのネタにするための圓山遺址での展覧会も終了したので(そこで会場係のバイトを毎週日曜日にしていたのです。)、今週からはその時間をレポートを書く時間に当てられるので、ちょっとはマシになることを望んでいます。



先週の主な課題は毎週の恒例でもある公共考古學の書摘(特定の文章のサマリーを書く)、
台灣原住民族當代議題のグループ課題(今日が発表でした。)
博物館學の個人課題2     がありました。

グループ課題については、前回の記事でも触れていますが、参加してこないメンバーがいたりと、色々面倒なことが起こりました。まぁそれでも当日には一応形にしてくるからやっぱり台湾大学の学生だなぁ…とも思います。それでもやってるならやってるで、事前に何か言っておいて欲しかったなぁ…私、ちゃんと仕上がるのか朝まで気が気じゃなかったですよ…はは…。とりあえず無事に終わったからもういいや。



宿題はこんな感じで、大学のシステムceibaから直接アップロードするタイプや、直接教授にメールで送るタイプのものがあります。締め切りが指定されているものだと、時間を過ぎたら提出できなくなります。

さて、連日の睡眠不足が身体にちょっと響いているので、今日はちょっとゆっくりしますね…。

クラスメイトの言っていることが理解できない

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久しぶりにブログを書きます。

いよいよ期末が近づいて来て、レポートや課題に追われる日々が続いています。

ところで台湾の大学ではこの時期、年末感はほとんどありません。
学期が終わるのは1月の半ば、それまでは普通に授業もあるし、この時期はそろそろ期末テストの準備を始めるべき時期なのでは無いでしょうか。

私は海外の大学に進学された日本人学生のブログが好きで、よく読んでいるのですが、北米やオーストラリアの大学に通っている人たちって、クリスマスの前には期末テストを終えて、ホリデーに入っているんですよね。若干羨ましいですが、ここは台湾。
仕方ないのです。我々のホリデーは旧正月(今年は二月半ば)の頃なのです…。

なので年越しの気分は盛り上がりようもありませんが、今年の年末年始は土日と重なることもあって、ありがたいことに計四日間の休日があります。
なのでこの休みを利用して溜まっているレポートを消化する予定です。
期末のこの時期に貴重な休みです。
遊ぶ予定は…まぁほとんどないですね…
もしかしたら直屬の學姐學妹と食事に行くかもしれない程度です。

さてさて、今日のテーマは「クラスメイトの言っていることが理解できない」です。

台湾に来て、もうすぐ四年半になるのですが、今でも全ての中国語を理解できる訳ではないんですよね。今日はその「理解できない中国語」を分析しようと思います。



台湾に来る前に日本で三年間中国語を独学して、大学に入る前に語学センターで1年間中国語を学んで、ワーホリ中は中国語を使うバイトもして、生活するには困らない程度の中国語力はあったのですが、大学に入ってからは、やっぱり講義を受けたり、リーディングを読んだり、レポートを書いたり、プレゼンや討論をする上で、何度も言語の壁にぶつかって来ています。

それでももう三年なので、大学生活にも困らない程度に中国語力は向上したのではないかと思うのですが、(あくまで自分比ですが)今学期はまた新たな壁にぶつかっています。

それが今回のテーマ「同級生の言っていることが理解できない」です。それも全てのクラスメイトの話が分からないのではなく、一部のクラスメイトの言っていることがわからないんです。

現時点の個人的な所感なのですが、要は一部のクラスメイトの使う語彙が、日常で使う部類の語彙ではないからなんだろうな…と思っています。

日本人でもたまにいませんか?やたら難しい言葉を使う人って…。結局は私の語彙が不足しているのが問題なわけですが。授業で討論をしているときに、そういうクラスメイトが意見を言う時に、頑張って聞こうと思っても、知らない語彙を頻発したり、そもそも話の内容が複雑でロジックについていけなかったり…。

まったく、頭のいい人の話は理解できないぜ…という挫折感を味わっています。

台湾大学の一部の学生って、(私の目にはそう映る、という主観的なものですが)おそらく台湾大学の学生だ、というプライドの高い人もいるので、やたら一般人とは異なる話し方や態度も見られるような気がしています。もちろん一部のクラスメイトだけですし、人類学系はおっとりした感じの人が多いですが…。

教授の話は理解できるのに、不思議なことにクラスメイトの話が理解できないというのはこういう訳です。


また、講義の内容が理解できるか否かは、実は中国語力の問題だけではないことも補足しておきたいと思います。私は中国語で日常会話(という定義も曖昧ですが、一旦それは置いておきましょう)ができるからといって、大学の講義が完全に理解できる訳ではないということです。

少し想像すればわかることですが、日本語ネイティブの日本人だからといって、日本人の幼稚園児が大学の講義を聞いても、完全に理解できるわけではない、ということです。

つまり、大学の講義を理解するためには、コツがあり、ある程度は対策ができます。大学の講義では、言語の流暢さよりも、その学問についての知識が問われているのです。なので、大学の講義を理解しようと思ったら、言語の習得はもとより、その分野について知識をつけておくことが重要だと思います。

より具体的にいいますと、講義の前の指定のリーディングを読んでおくことで、その講義で教授がどんなことを話すのか、事前に見当をつけることができるので、当日の講義でも聞き取れる部分は多くなります。これはその分野特有の専門用語を知っているか否か、という単純なものではなく、ロジックや文脈の話に近いかと思います。その学問についてや、ケーススタディの背景を知っていれば知っているだけ、講義を受けるときに楽になるんじゃないかと思います。

実はこれって、既に多くの人が指摘していますし、(歴史系の先輩のブログ:今更ながら自分の中国語学習を振り返ってみる)考えてみれば当たり前のことなんですがね…。最近台湾大学の外国人学生の入学申請についての情報を求めてこのブログを訪れている方が増えて来たので、私からのちょっとしたアドバイスということで、今回はこんな話をさせていただきました。



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来学期の選課にも関わる「期末教學意見」の記入は1月8日まで

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こんなメールが来ていたことをすっかり忘れていました。
台湾大学では中間と期末の時に、履修しているクラスの授業や教授についてのアンケート調査が行われており、特にこの期末のアンケートは、このメールの文面にもある通り

  1. 享有下學期「選課初選分發」之優先權。
  2. 可優先上網查詢「本學期已送至之成績」。
  3. 學士班學生在畢業前二學期,個人填答率均達80%(含)以上者,於領取畢業證書時,將免費贈送中文成績單2份
などの特典があります。在校生に特に重要なのは1の選課に関する特典ですね。
実際これを記入するのとしないのでは、どのくらい差が出るのかは未知ですが、アンケートに記入しておくに越したことは無いと思います。

以下、手順を紹介します。





まずはこちらのサイトから、左上の「登入」をクリックしてログインします。





するとこの画面になります。
(ならなかったら左のメニューから「期末調查」をクリック)

開始填寫をクリックすると、アンケートの記入ページに移ります。




一教科ごとに記入+ティーチングアシスタントのいるクラスでは、その評価も記入しないといけないので、履修しているクラスが多いと、結構時間がかかります。




アンケートはこんな感じの選択式で、最後に任意のコメント欄があります。

締め切りは2015年1月8日までなので、まだの方は急いで記入しにいきましょう!




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明日から期末テスト週間です。個人的にはテストよりレポート地獄でキツい日々ですが…

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台湾大学では明日1月12日からは学期の最後の週ということで、期末テストがあります。

今学期私が受けている授業のいくつかは、テストの代わりに研究レポート提出などになっていることもあり、全てのクラスで期末テストがあるわけではありません。
私は考古田野實習、中國考古學、オランダ語二と人類學史二の四つの期末テストがあります。

私はいま、テストよりも大量にあるレポートの方が恐ろしいです。

期末の研究レポートやプレゼンがあるうえ、学期中に書くのが追いつかず遲交しているレポートも、期限までに提出しなければなりません。まぁそれは貯めていた自分の所為なので自業自得なんですが、18日までになんとしても全てをやりきらなければなりません。


実はいくつかの提出期限は22日までなのですが、19日から31日は考古田野實習で花蓮へ二週間の発掘実習に行くのですが、最悪なことに泊まる民宿にはインターネットがないそうなのです。なので最悪の場合、現地ではレポートの提出ができないので、実習に出発する前に全てのレポートを提出しておかないと大変なことになりそうなのです。

なので、この一週間は計画的にテスト勉強をしつつ、これらの課題をこなしていかねばなりません…。

前学期は期末テストが終わってからも六つのレポートが残っていて、それを学期終了後に書いていたので、体力や精神的に余裕がありましたが、今回はかなりハードになりそうです。やっぱり今回は履修しているクラスを増やしたからか、学期を通して忙しかったです。来学期は履修するクラスを減らす決意をしました。



レポートはとりあえず今までさんざん放置してきた人類學史二の各単元のまとめから手を付けています。あまり興味のない必修はつらいですね…。このレポートは1000文字程度の量を書くのですが、一文書くたびにあと何文字…と数えながら進めています…。




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期末テスト終了とクラスメイトとのつき合い方のこと

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今週の金曜日(1月16日)で期末テストが終了し、とりあえず今学期の課程は全て終了しました。ですがまだ書かないといけないレポートがいくつか残っているので、今日もまた、やる気が出ないなりにも自習室まで足を運び、まずはブログを書いています。

前の学期では期末テスト終了後に残っていたレポートは6つでしたが、今回はそれを上回っています。昨日もテスト終了後に一つ仕上げて、もうひとつ別のレポートに取りかかりました。今日もこれから大きい仕事に取りかかります…。

こんな感じなので、テストが終了してもまだまだ冬休みはやって来ていません。もちろん履修しているクラスなどによって違いもあるので、テスト終了後すぐに旅に出たりする学生もいるのですが、私は行動が遅いので、テスト終了後ももうひと頑張りしないといけません。

さて、上の画像は台湾大学に通っている人にはおなじみのテストの解答用紙です。実のところ今はこれを見たくない気分ですがw



台湾大学のテストは特に私の属する文学院人類学系では、テスト形式が申論題(論述問題?といいますでしょうか?)の場合が多いので、問題用紙(下の画像)とは別に解答用紙が配られて、解答はそちらに書くことになっています。




今回の人類學史二のテストは、中間テストの時同様、事前に試験問題が公開され、テスト当日はその中から何題かが出題されることになっていました。この方式ですと事前に準備が可能ですし、クラスメイトと協力して共筆(共同ノート)を作ることもできます。


これがクラスメイトとテスト前に作った共同ノートです。いつもGoogle Driveを使っています。このGoogle Driveの利点は複数人で同じドキュメントやプレゼンテーションを同時に編集することができる点です。なので討論やレポート作成など、グループメンバーの都合の良い時間をあわせる必要もなく、個々人が好きな時間に作業できて、それをリアルタイムで共有できるので便利です。あと普段の連絡ツールとして、Facebookのチャット機能や、グループ機能をよく使っています。

最後にクラスメイトとの付き合い方について少し書こうと思います。大学の授業ではグループワークがあったり、今回書いたように、クラスメイトと協力してノートを作ったりする機会があります。私は必ずしもクラスメイトと友達として仲良く遊びにいったりご飯を食べたりするという付き合いは必要ではないと思いますが、授業に関してはこうやって協力できるクラスメイトがいると本当に心強いです。特に私のような外国人学生は授業を受けるだけでも、現地の学生以上に苦労する部分が多いです。なので私はいつもクラスメイトに協力している…というより、助けられていることが多いです。

そして、そんな風に助けてもらうためには、普段からのつき合い方が重要になって来ます。それは当たり前のことなんですが、グループワークなどで担当になった部分は責任を持って仕上げることだとか、クラスメイトが休んだ日には配布されたハンドアウトなどを取っておいてあげたり、授業の録音を送ってあげたりすることです。いつも何かしてもらってばかりだと、そのうち相手にしてくれなくなると思うので、こちらも小さなことですが、できる限り相手の助けになるよう行動することを心がけています。

というのも、過去のグループワークで、三人のチームなのに、そのうちの一人が全く参加してこなかったことがあって、その子にはそれ以来ちょっと不信感が生まれてしまい、正直もう同じグループにはなりたくないな…と思っています。なので自分がそうならないように、普段からクラスメイトとは良い関係を作っておこうと思っています。



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考古学の発掘実習で花蓮に来ています。

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1/19から1/31までの二週間、人類学系三年次の必修科目である「考古田野實習」のクラスで、冬休みは発掘の実習をします。そして今私たちは台湾南東部にある、花蓮県の光復鄉のとある遺跡の発掘に来ています。


考古学の発掘は「研究性發掘」と「搶救發掘(日本語では"緊急発掘"」の二つに分かれ、私たちが行なっているのは前者の「研究性発掘」に当たります。(後者はビルや地下鉄などの施工に伴い偶然出土した遺跡を、工事を中断して行うものです。)

考古学発掘調査を行うに当たっては様々な法律があり、誰でも自由に発掘ができるわけではないので、今回大学で考古学を学び、実際に発掘調査に参加できるのは私の人生の中でも大きなイベントです。


発掘は2m×2mの正方形の穴を掘って、一層ずつ掘り進める形で行っています。1グループ5人のメンバーとTA(ティーチングアシスタント)が1~2名ついて発掘を行っています。今のところ四層目まで掘り進めていて、打製石器や土器のかけらなど既に現代のものではない遺物が出土しています。




台湾の考古学と言われても、ほとんどの日本人はイメージがわかないのではないでしょうか?私もまだ台湾考古学のクラスは未修なので、詳しいことは説明できないのですが、台湾には現在のマジョリティである漢民族が入植する以前から、原住民が住んでいました。そしてこの原住民はオーストロネシア語族(マダガスカル島からイースター島まで太平洋に広く分布する各民族を言語学的にグループ分けしたもの)の祖先ではないかと言われています。なので台湾の考古学として先史文化を研究するということは、つまりこの台湾の原住民の祖先、あるいはオーストロネシア語族の祖先の文化についての研究…という感じでしょうか。

今日は発掘はお休みで、各自自由行動です。

五日間の発掘ですが、既に身体のあちこちが筋肉痛です。毎朝8時から16:30まで発掘をしています。発掘中はずっと右手で工具を握って土を掘っているし、かがみっぱなしなので疲れます。また、地面が土なら掘りやすいのですが、掘っている穴はかなり多くの石が混ざっているので、掘るのに時間がかかります。それに出土する土器のかけらも掘り進めるたびに増加しているので、それらを傷つけないよう細心の注意を払わなければなりません。なので体力的にも疲弊しますし、集中力を切らしてはいけないのでとにかく疲れます。

ですが教科書を読むより、実際に発掘する方が確実に好奇心を刺激されます。今日で発掘は折り返しなので、残りの日程、できればペースを上げていければいいなと思っています。

この発掘実習のあと、次の学期ではこれらの資料の整理、分析をして、学術的な発掘調査報告書を作成します。

来学期の履修科目が確定しました。前回と同じ22単位です。

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昨日(1/26)、次の学期の選課の結果が出て、希望通りのクラスが履修できることになりました。
時間割は上の画像の通りで、合計22単位。前学期と同じ量です。

月曜:無

火曜:適能瑜伽
           考古學史

水曜:考古田野方法下
           考古學的詮釋與展示設計

木曜:語言學
           文化資產與材料分析
           荷蘭文二下

金曜:文物測繪


こんな感じで、また体育とオランダ語以外は人類学系の開講するクラスです。正直必修以外は自分の興味のあるもの…という基準で選んだので、どれが重いとか、グループワークがあるとかは一切考慮していないので、これがどのくらいキツイのかはわかりません。ちなみに必修は「考古學史」、「考古田野方法下」、「語言學(これは二年次の必修、私は去年この時間はオランダ語1を履修していた)の三つです。その他体育とオランダ語以外は人類学系の選択科目です。

今年の旧正月が遅め(2/19)のため、新学期は2/24日(火)から始まります。

また、前学期はオンラインでの選課の時に選べたのが13単位だけでしたが、今回は忘れずに期末のアンケートを書いたからか、全部希望通りのクラスが取れました。

前学期は初めて22単位(体育を除くと21単位)という量に挑戦して、大変な思いをしながらやってきました。先日最後のレポートを出し終えて、ちょうどいま成績が出始めているところです。テストが及第点(学部は60点以上、修士は70点以上)で、課題を出していればおおよそ単位はもらえるので、おそらく単位を落としていることはないはず…。それでも成績が出揃うまでは不安があります。



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ask.fmのアカウントを作ったので、質問はこちらからどうぞ

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こんにちは。冬休み中はブログの更新をサボっていました。

明日2月24日から、三年の後期が始まります。
前回と同じく22単位分履修する予定なので、前回と同じくらい忙しくなりそうな感じですが、時間を見つけてブログの更新もして行こうと思います。

ところでask.fmのアカウントを作って見たので、ちょっとした質問などはぜひこちらをご利用ください。匿名でも質問できるので、このブログにコメントを書くのはちょっとハードルが高い…と感じている方も安心ですね(笑)。

台湾大学入学に関する質問、…はやはり大学のオフィスに聞くのが確実なんですけども、それ以外の気軽な質問などでしたら、どうぞ。答えられる範囲でお答えします。
http://ask.fm/amikawa125


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図書館地下のロッカーを借りてみました。

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こんにちは。2月24日から大学三年の後期が始まりました。

普段勉強は主に總圖、つまり図書館でしているのですが、いつも重い荷物に悩まされていたので、今まで先日とうとう図書館の地下にある長期利用可能なロッカーを借りることにしました。







図書館の地下、自習室の近くにこのようなロッカーコーナーがあり、小さいタイプのロッカーは一ヶ月150元、半年間800元(大型ロッカーは月200元、半年間1000元)で借りることができます。半年間の方がお得感があるので、早速新学期が始まるこのタイミングで、ロッカーを借りることにしました。

ちなみにこのロッカーのあるエリアは24時間開いているので、図書館が閉館している時間にも利用が可能ですし、自習室をよく利用する人にとっては便利な存在であるように思います。

私の在籍する人類学系のキャンパスは、この図書館のある総合キャンパスから自転車で8分ほどの所にあり、人類学系と哲学系が共同で使う建物内にも貸出式のロッカーはあるのですが、普段の勉強場所と、開放時間の利便性を考えると、こちらの図書館地下のロッカーの方が使い勝手が良さそうな感じなので、こちらに決定しました。


以下、ロッカーを借りる際の手順をメモしておくので、良かったら参考にしてください。

申請は大学の図書館のサイトから行います。
上部の赤いメニューの部分の「服務項目」をクリックすると、この画面になります。矢印の「更多」をクリックします。



するとこのような画面に変わります。ここでは矢印の「長期寄物櫃租用管理要點」を選びます。



するとこの画面に移ります。
ここでは黄緑色の「寄物櫃長期租用管理系統」の部分をクリックします。



注意書きが現れますので、よくお読みになったうえで、OKをクリックしてください。



すると申請のページへ移ります。ここで学生IDや氏名、利用期間などの必要事項を記入します。


記入が終わり、送信すると、自身のメールボックスにメールが送られてきます。








予約番号(赤で塗りつぶしてある部分)と、ロッカー番号(緑で塗りつぶしてある部分)を確認して、図書館の行政區へ行って、料金を支払います。行政區は総合図書館にありますが、普段使っている閱覽區とは別の入り口を使います。(普段の入り口から自習室方面へ、建物沿いに進むとあります。案内が出ているので迷うことはないと思います。) 支払いはインターネットで申し込んでから5日間以内に行う必要があります。


以上がロッカーを借りる際の手順でした。それでは良い勉強ライフを!





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授業開始の第一週で、どのクラスが重いかを見極めよう

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無事に今学期の授業の最初の週を乗り越えました。

正確には第二週なのですが、新学期の第一週はだいたい説明だけで終わるので、実質的には今週が授業開始の一週目でした。

今学期に履修するクラスの時間割はこんな感じです。
オランダ語のクラスの時間が変わり、こうなりました。





月曜:授業なし

火曜: 朝 フィットネス・ヨガ
         昼 オランダ語二・下
         午後 考古學史

水曜: 午前 考古田野實習與方法下
         午後 考古學的詮釋與展示設計
         夜 オランダ語二・下

木曜: 午前 語言學
         昼 オランダ語二・下
         午後 文化資產與材料分析

金曜: 文物測繪

以上22単位分のクラスを履修します。


見ての通り、考古学と、文化遺産関連の授業が多いです。
今興味のある内容に関するクラスばかりで責めてみました。

考古学史と言語学は必修です。

オランダ語は四学期あるうちの最後の学期となります。


前学期もほぼ人類学系のクラスばかり履修していましたが、今回も同様です。
ただ今学期が前の学期と違うのは、今まで授業を受けたことのない先生のクラスが多いことでしょうか。
なので、ちょっと勝手がわからない部分もあります。
(前学期は1-2年の時にも授業を受けたことのある先生ばかりだったので)


授業を一週間受けてみて、リーディングが重そうなのが、火曜午後の「考古學史」と水曜午後の「考古學的詮釋與展示設計」、どちらも同じ先生が担当されているクラスです。

毎週のリーディングをプリントして配ってくれます。
考古学、人類学という学問と、それをとりまく環境にとても熱意を持っている方だな、という印象の先生です。


「考古學史」はその名の通り、考古学という学問の歴史や、基本的な理論を学ぶクラスです。必修科目なので、テストやレポートもあり、重そうな感じです。

「考古學的詮釋與展示設計」は、考古学博物館の展示をデザインする際に、良い博物館の展示とはどういうものかという理論を学び、(前学期に履修した「博物館學」に繋がる部分もあります)、学期の後半には実際に台湾大学にある人類学博物館の一室で行う特別展をデザインします。

このクラスでは、第一週にグループ分けをし、今週(第二週)に早速プレゼンがありました。学期の前半は理論を学ぶのでリーディングが多く、後半は実際に手を動かすことが多くなるのかな、という感じです。


水曜午前は「考古田野實習與方法下」は前学期の続きで、考古学のフィールドワークの方法を学びます。前学期は研究方法を学び、冬休みには台湾東部の花蓮で2週間の発掘を行いました。

今学期はその発掘した遺物を整理し、最終的に一冊の発掘レポートにまとめます。これは全てグループで行うクラスです。前学期、ありがたいことに成績A+をもらったので、今学期も頑張りたいと思います。


先週は発掘した土器のかけらをひたすら洗いました。(多分あと2週間、出土品を洗います)
ちなみに私たちのグループは、発掘した遺物の数が一番多かったので、授業時間だけでは洗い終えられないので、週に4時間各自残業(?)が課せられていますw


木曜午前は「語言學」です。これは人類学系の二年次の必修科目なので、後輩たちと授業を受けることになります。割と興味のありそうな内容です。そして先生は日本の大学に通ってらしたようで、日本語も堪能です。なのでなんとなく心強い感じもしますw

リーディングは主に教科書と、レポートのために読む本が一冊あります。教科書は英語ですが、読んでみたところ、簡単な英語で書かれている感じだったので、あまり苦労はしなさそうな感じでした。(個人的には教科書の英語は割と簡単、論文は筆者にもよるけど結構難しい…)

木曜午後の「文化資產與材料分析」は、今学期、個人的に一番重要視しているクラスです。
このクラスは、博物館などの文化遺産の材質を分析、それぞれどんな特徴があるかを学びます。
これは私が興味を持っている博物館の修復士の仕事の基礎とも言える内容です。

ただ、これは今まで人類学系で学んできたものとは若干性質が異なり、化学の知識が求められるようです。なので、今学期一番苦労するのはこのクラスかもしれません。

幸い、必読のリーディングはありません。(だからと言って、何も読まないと絶対授業についていけないので、冬休みの間に、先生がceibaに挙げた参考文献はすでに集めてあります。日本はこの分野では進んでいるので、日本語の参考文献もたくさん見つけられました。)


金曜午前の「文物測繪」の先生はなんと日本人で、中国語で授業を行います。

このクラスは博物館に収蔵されているような文化遺産や、考古学的遺物の拓本をとったり、図を描く練習を行います。理論を学んでから、あとは自分の手を動かすクラスです。指定のリーディングはほとんどないので、毎回出席して、課題をこなせばパスできるはずです。このクラスを通して、考古学の土器のデザインの特徴など、文化遺産の細かい特徴をとらえられるようになりたいと思っています。

この「文物測繪」は「文化資產與材料分析」内容がどちらも「物」を扱うので、うまくリンクさせて学べればいいな…と思っています。


最後にオランダ語です。
もともとの授業時間は前学期同様、木曜の夜18:30-22:00だったのですが、
クラスメイトたちの要望で、時間が変更され、全員(と言っても6人しかいないw)の都合を考慮し、週4時間の授業を、三回に分けて行うことに決定しました。

語学は日々の習慣が大切なので、個人的には週三回授業になって良かったです。

今学期は四学期あるうちの最後の学期です。すでに一年半一緒に学んできたクラスメイトや先生との関係も良好で、毎回楽しく授業を受けています。今回はディスカッションが2回、プレゼンが2回あり、中間期末ともにテストがあります。前回成績が下がってしまったので(ただでさえ甘く成績をつけてくれる先生なのに)、今回はA+を狙って行きたいです。


総括すると、今学期重そうなのは「考古學史」と「文化資產材料分析」、他は手を動かすクラスが多いので、それが吉と出るか凶と出るか…w

とりあえず今学期も勉強優先で頑張ります。



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母語で教育を受けられるなら、今こんなに苦労してない

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台湾大学に通うということは、中国語と英語からは逃げられない…という話です。


今学期知り合った先生が日本の方で、たまたまこんな話題になりました。

授業で討論をするなら、やっぱり教科書は母語で書かれた物の方がいい。英語で書かれた物だとどうしても議論や理解が甘くなる、と。

これは先生が台湾大学の人類学系で使用する文献の多くが英語であることを、暗に批判しているようでした。


確かに台湾大学の人類学系の授業では時々討論をする機会もあるのですが、結構名ばかりになっていて、発言する学生がそもそも少ないし、本当の意味でディスカッションになっていることはかなりまれです。

多分その背景にあるのは、議題となるリーディングの内容について、理解できていないという問題だと思います。

もし学問を追求するのであれば、母語で書かれたものを読む方が理解もしやすいし、外国語の読解のように時間もかからないので効率的です。もし母語に訳された書籍があるのなら、それを使うのもひとつの方法だと思います。

ここで台湾大学の教授陣の言い分を考えてみると、彼らの多くは外国の大学で修士や博士の学位を取っている方ばかりなので、英語で書かれた教科書に馴染みがあるというのと、それらの書籍の中国語訳の質が悪いことをよく挙げられているよう感じます。また、最新の研究論文などは当然英語で書かれているので、英語の文章を読むことを習慣化しておけば、後々の研究に役立つという点もあります。

ちょっと話はそれますが、一時期日本の大学でも授業の英語化を進める…という話があったと思います。私は日本語でこれだけ高度な教育ができているなら、それはそれで続けていけばいいんじゃないか、と思います。下手に英語でフィルターをかけてしまうと、研究は優れているのに英語が下手なばかりに埋もれてしまったりという弊害も…。この点は前述の日本人の教授がおっしゃっていました。多分台湾と日本ではあらゆる環境が異なるので、それぞれの出発点や目指す点も異なってくるので、どちらが良い、というわけではないと思うんです。でも日本ってやっぱりガラパゴスなところもあるけど、母語で高等教育が受けられるのって、相当な強みなんじゃないかなぁ、と思う訳です。長年の蓄積があるので大抵の学科に関してのノウハウはあるし、教育者の層も厚い。特に私の専攻である考古学を例に挙げると、台湾で考古学を学べる大学はざっと見てこの三校のみ。「人類学」にまで範囲を広げるともう少し多くの大学がありますが…。

國立台灣大學文學院人類學系
國立清華大學人文社會學院
國立暨南大學東南亞學系

それに比べて、日本で考古学を学べる大学はこのサイトによると61校もあるんですよ。

考古学/大学・短期大学(短大) 学部学科検索結果一覧

台湾の国土が九州ほどの大きさという点を踏まえても差は歴然ですよね。
考古学をやりたいなら日本の方が環境的に優れていると言わざるをえません…。1年のときにある教授が言っていたのですが、台湾には三十数名しか考古学者がいないそうです。


この規模の差は、書籍の数にも現れています。現に台湾大学の総合図書館には日本語で書かれた考古学関連の書籍が非常に多く、私をいつも助けてくれています(笑)。この点は自分が日本人で良かったとつくづく思います。




これらの参考図書に今学期は多いに助けられています。台湾大学では英語の文章を読むのはもはや必須なんですが、先に日本語のものを読んで知識を得ておくと、英語の文章を読むときに、割と入りやすいですから…(まぁ、チートとも言います)。

今学期も相変わらず、読み物の英語の比率が高すぎて、

「あれ…?私”台湾”の大学に通っているんだよな…?」

とふと考えます。中国語はどこへ行ったのだ…。
なぜこんなに英語で苦労しているんだ…。

結局のところ、大学でどう過ごすのかは本人次第です。台湾の大学で中国語と英語を伸ばしたい!という方には台湾大学は学生を鍛えてくれる環境だと思います。特に私のような外国人学生にとって外国語という壁を乗り越えて、専攻の知識まで得られるのは留学してこそのメリットだと思います。できれば来年卒業したときに「強みが中国語しかない」という事態にならないよう、専攻分野について、台湾大学の名に恥じない知識を得られるように頑張りたいと思います。



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台湾大学に入学/卒業に必要な英語力についてと英検の申し込みのこと

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こんにちは。

今回はコメントで質問をいただいたのと、自身がそろそろ卒業条件の英語の試験を考慮しないといけない時期になったので、「台湾大学に入学/卒業に必要な英語力」についてのことと、「全民英檢の申し込み方法」についてまとめます。




まずは台湾大学に入学するのに必要な英語力について。

英語圏の学校出身者は、その証明があれば入学/卒業時の英語レベルの証明は必要ありません。


104 學年度 ( 2015/2016 ) 系所申請規定及招生名額一覽表

入学申請に必要な英語力の証明は、必要な学科と不要な学科があるので、志望する学科の募集要項を調べてみてください。


次に募集要項に書いてある英語力の証明ですが、人類学系のページには「B2」レベルの英語力、と書いてあります。これがどの位のレベルかを調べるためにはこちらのページの表を参考にすることができます。

英語主要檢測參考對照表


人類学系を例に挙げると、入学申請に必要な英語力は「B2」なので、表に照らし合わせると
  • TOEFL iBT: 71
  • TOEFL CBT: 197
  • IELTS: 5.5
  • TOEIC: 750
  • 全民英檢GEPT: 中高級
  • Cambridge Main Suite: First Certificate in English (FCE)
  • BULATS: ALTE Level 3  

これらのいずれかの試験で以上の資格を得ていれば可ということになっているようです。
詳しくは志望する学科の募集要項を検索してみてください。
(学科によって英語能力の証明が必要な所と、そうでない学科があります。)

入学について必要な情報は全て大学のサイトに載っているので、志望する学科のページをよく調べてみると良いと思います。


次に卒業までにクリアしなければならない英語のレベルについてです。もし入学時にこのレベルに達しているのであれば、一年次の必修の英語と、この進階英文(アドバンスクラス)を受けなくても良くなるので、英語が得意な方は、これを目指しておくと、後々楽になると思います。


進階英文免修

この英語のクラスが免除になる条件は以下の通りです。
  • 全民英檢: 中高級合格
  • TOEFLペーパーベース: 550点以上
  • TOEFL CBT: 213点以上
  • TOEFL iBT: 79点以上
  • IELTS: 6級以上
  • FLPT: 70点以上
  • FCE: B級以上
  • 教育部が認可した英語圏の大学の学位
  • その他


最後に台湾大学で受験する英検の申し込み方法についてです。
この英検自体は大学主催のもの以外にも各自で申し込みができます。

GEPT全民英檢網


(私はこっちで申し込むのをすっかり忘れていたので、大学主催の試験に申し込みました。先輩によると、外部で受ける方が簡単だそうです…笑)

さて、大学主催の試験ですが、申し込み期間になると、メールで案内が来ました。
申し込み期間は3月23日から3月31日。

受験費用は650元。

試験は5月23日(土)です。

申し込みはまずMyNTUのページの左上の「學生專區」を選びます。
その後「課務資訊」を選び、「全民英檢中高級初試報名」をクリックします。

全民英檢申請

すると申し込みページに移ります。



必要事項を記入すると、受験費用の支払い方法が指定されます。
ATMで支払いができます。

以上で申し込みは完了です。
あとは試験日を忘れないようにすることと、試験の準備をするのみです…。


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台湾の大学に通う留学生にとって進級は難しいのか?

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今週は中間テスト週間でした。私は今学期、中間テストはオランダ語二と言語学の二科目のみでした。それに加え文化資產與材料分析と語言學のレポートふたつ仕上げました。これで山を一つ超えた…という感じなので、ようやくask.fmでいただいていた質問に答える時間ができました。質問をしてくださった方、お待たせしてすみませんでした。

さて、ではask.fmで「台湾と日本で1年半ほど中国語を勉強してから、本科留学予定。進級できるのかが心配、実際に台湾に正規留学している学生の1日のスケジュールやテストやレポートの難易度が知りたい」ということをご質問いただきましたので、こちらで回答していこうと思います。



と言っても、実は難易度って一概に言えない部分が多く、どう答えていいのかわかりません。おそらく個人の学力とか中国語力に応じて、個々人の感じ方は違うと思うからです。

実は進級という概念が個人的にはあまりありません。もちろん各学年の必修科目はあるのですが、人類学系の場合、現在三年の私が二年次の必修を今学期に履修しているように、その学年じゃなくてもその必修科目を履修できます。こんな感じで履修するクラスの戦略が割と自由なんです。これは人類学系に限った話かもしれないので、他の学部にあるように「○○学一・上」の次に「○○学一・下」、「○○学二・上」…のように連続性のあるクラスの場合には「進級」というのがイメージできると思うのですが…。

とりあえず、今回のポストでは台湾の大学で授業をパスするには?日々の勉強時間は?などを実際の授業や、文献などを交えながら紹介していこうと思います。(例に挙げるものは人類学系の内容が中心になります)

まずは、以前のポストで紹介した台大開放式課程から。


過去記事:

インターネットで台湾大学の授業が体験できる!台大開放式課程を紹介します。


YouTubeでも一部の授業の動画が配信されているので検索してみてください。

ここでは3つ拾って来た動画を載せておきます。この授業を聞いてみると、どの位理解できるか?などの目安になると思います。

授業がわかるかどうかは、中国語力だけの問題ではなく、その学問についての理解が大いに関係してきます。自分のもっているその科目の知識が中国語力の不足をカバーしたりします。なので中国語だけできれば良い…というわけでは無いことが想像できると思います。(当然私はこの微積分の講義なんて理解できるわけがないのです…)



微積分




財務管理




仏学概論



ここに載せたのはYouTubeにアップされているものの一部です。台大開放式課程のページでは、より充実したリソースがありますので、参考にしてみてください。



テストについて

台湾ではPTTという、日本で言うと2ちゃんねるのような掲示板があります。
そこで過去に行われたテストの過去問を探すことができます。過去問は中国語で「考古題」と言います。私はPTTを覗く習慣はないのですが、選課やテストの過去問探しの際に役に立つ内容があると思います。当然全て中国語ですが…。

こちらが台湾大学の過去問を載せている掲示板です。

人類学系のテストはほとんどが申論題(論述式)なので、選択問題などの「間違えたら点数なし」という恐怖はなく、何かしらポイントを押さえた回答を書けば、点数はもらえるので、選択式のテストよりは緊張しないかな…と個人的には思います。3時間ぶっ続けで回答を手書きするのは苦労しますが(笑)。テストの内容は、普段の授業をちゃんと聞いて、テスト前に準備をしていればだいたい回答を書けてパスできるレベルの点数はとれると思います。



リーディングについて


留学生にとって、毎週大量の中国語と英語の文献を読むのは相当な負担です。ここではネット上で無料で読める期刊論文を載せていきます。

人類学系のサイトのこのページでは、学科が刊行している学術誌「考古人類學刊」のいくつかの論文をダウンロードすることができます。





これらの論文は授業で参考として使われることが多いです。ここで紹介するのは人類学系のもののみですので、他の学科に興味のある方は各学科の公式サイトなどから検索されると、ネット上から閲覧できる文献が見つかるかもしれません。


最後に


台湾大学では60点以上であればパスと見なされます。このスコアの算出方法はクラスによって異なります。あるクラスでは中間テストと期末テストの比重が各50%だったり、レポートの成績に占める割合が高かったり様々です。詳しくは履修するクラスのceibaを確認してください。基本的にはちゃんと授業に出て、提出物を出して(これはかなり重要)、テストの点が60以上であれば成績はともあれ単位はくることが多いです。普通に考えれば、提出物を出さないのに単位をくれる教授なんていないと思います…逆に言えば、提出物さえ出していれば(テストが悲惨でない限り)大丈夫なんじゃないかなぁ…と思います。

まあ外国人学生にとって、3000字のレポートなんて、苦痛以外の何者でもありませんが(笑)何度も書いていけばそれなりに力もついて来ます。私も今週はふたつレポートを仕上げたのですが、1500字のレポートを書くのにかかった時間は3時間半ほど(実際に字を打っている時間のみで、資料閲読、構想などの時間は含まない)かかりました。前の学期の期末研究レポートなどは、自習室にこもって書いていて、気がついたら9時間経っていた…とかはザラでしたね…。

普段の勉強時間はまちまちですが、学期中の週末はほぼ授業前のリーディング、課題、レポート、プレゼン準備などに時間をとられるので、遊びたい人にはつらいかと思います。強いメンタルとモチベーションが大切です…。

そんな感じで、台湾大学での「進級できるのか/一日の勉強時間」への回答でした。改めて質問者様、ご質問ありがとうございました!


関連記事:








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来年度、大学の助学金をいただけることになりました

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こんにちは。

今日は大学に入学が決まった時と同じくらい嬉しいニュースを受け取った日でした。

今年の三月末に申請した台湾大学の外国人学生向けの助学金の審査に通って、来年度の學雜費免除と、月々6000元の生活費補助が一年間いただけることになりました!

これまで、大学に入学するときに申請した台湾奨学金、去年申請した文學院の外国人学生向け奨学金とも審査には通らず負け続きだったので、今回もダメ元で申請したのですが、見事審査に通りました…!




國立台灣大學國際學生助學金とは?


これは名称を「國立台灣大學國際學位生助學金」といって、台湾大学に本科生として通う外国人学生(学部、修士、博士課程)を対象にした助学金で、次の学年の學雜費免除と、1年間毎月6000元の生活費補助が貰えます。厳密には奨学金と言う名前ではないのですが、それでも一応成績(GPA3.2以上)や履歴書などの審査があります。

今回公的な機関にこの助学金を受けるに値すると認められたことは自信につながりました。本当に嬉しいです。

このことをTwitterでつぶやいたら、多くの方からお祝いのメッセージをいただきました。こちらでも改めてお礼申し上げます。


また、歴史学院に在籍されているいつもお世話になっている先輩(こちらのブログを書いている方です)と少し話題になったのですが、この助学金(および他の奨学金)の審査基準って一体どんなものなんだろう…という疑問が沸いて来ました。その先輩は学部の四年時に成績優秀者として表彰されるほど優秀な方なのですが、それほどの人でも台湾大学の提供する奨学金の審査に毎回必ずしも通るわけではないそうです。なので成績以外のリーダーシップや課外活動(ボランティアなど?)が決め手なのかな?とも考えたのですが、今回私が申請したときに出した書類は履歴書と成績表だけなのに審査に通ったので、謎は深まるばかりです。

この助学金の申請時に提出する書類

  1. 成績表か指導教授による評価
  2. 履歴書
  3. (大学院生のみ)論文執筆計画書
  4. その他審査に有利になるもの
の四点で、1と2は必須です(院生は3も)。
募集は年一回。今年は3月の末が締め切りでした。

私は去年(学部二年次の後期)も同じような奨学金に申請したのですが、その時には1と2の他に、五名の教授に推薦書を書いて貰えるようお願いして、推薦書を五通用意していました。ですがその時は残念ながら審査には通らず、今回は推薦書はなしで、履歴書と成績表を提出しただけで運良く審査に通った感じです。

前回と今回の比較をしてみると、去年申請したときからGPAが0.14上がったのと、履歴書に今まで履修したクラスと、来年度履修する予定のクラスの方向性が一致しており、将来の方向性が定まって来たことが上げられるかな…と思います。

あとは学部と国籍が偏らないような配慮もされているというような話を教授がされていたと記憶しています。なのでここには若干運の要素もあるような感じもします。それに合計何人選ばれるかもわかりませんしね…。

なんにせよ、こうして選んでいただいたので、今後はより一層まじめに勉強をしていきたいです。ここ最近課題だけはやるのですが、予習復習などをさぼりがちなので気を引き締めていかないと…。

台湾大学で受けられる奨学金


台湾大学は台湾の最高学府であり、国からの予算も豊富に与えられていると聞きます。そのおかげで外国人学生にも充実した奨学金と助学金を得る機会があります。特に新入生向けの奨学金は、学部なら四年間貰えるので、入学申請の際は申請してみるべきだと思います。それがダメでも私のように在校生向けの助学金というチャンスもあります。(金額は少なくなりますし、期間も1年間のみですが、無いより絶対に良いですからね…)

台湾大学の外国人オフィスのページのリンクです。

ここを参考にする他、在校生ですと学科の事務所からメールで様々な奨学金の情報が送られて来ますので、こまめにチェックすると良いと思います。

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